寝不足中高生、うつリスク 「男子は8.5時間以上必要」 1.6万人調査
睡眠時間が短い中高生は、うつ病になるリスクが高まるとの調査結果を東京大や高知大のチームが29日付の国際科学誌に発表した。
リスクを最小にするには、男子の場合8時間半以上の睡眠を取ることが望ましいとした。
女子はどの睡眠時間でもうつや不安の症状を示す生徒が多かったことから、推奨時間を示すにはさらなる検討が必要としている。
チームは高知県、三重県の中高生の男女を対象に平日の睡眠時間を調査。心配事があってよく眠れないことがあるかどうかや、自信を失ったことがあったかどうかなど12項目の質問に答えてもらい、得られた約1万6000人のデータを基に睡眠時間とうつ病リスクの関係を分析した。
その結果、平日夜間に8時間半〜9時間半の睡眠を取っている男子は、うつ病や不安症状のリスクが最も低かった。
女子は7時間半〜8時間半で最もリスクが低かった。7時間半未満だと、男女ともにリスクが高まった。
睡眠時間の平均は、中1男子が7・9時間、中1女子が7・5時間、高3男子は6・8時間、高3女子は6・6時間だった。
近年、睡眠不足と精神疾患に関連があることが判明している。
だが精神疾患にかかりやすくなる思春期に、どの程度睡眠時間が必要か分かっていなかったため、チームは調査を実施した。
(2016年7月30日 日経新聞より引用)
ふと高校生だった自分を思い出すと6時間くらいしか睡眠時間が取れなくて慢性的に寝不足でストレスが高かった記憶がある。
7時間は睡眠時間欲しかったと思う。
労働者が長時間労働でうつ病になりやすいのと同様に中高生の内から睡眠時間の確保は大事なのですね。
2016年7月31日